大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報 第1号
2025年12月10日05時00分 仙台管区気象台発表

寒気の予想シミュレーション 大雪・雨・風の予想シミュレーション ♦記事を最初から見る

東北日本海側北部では、11日朝から夜遅くにかけて、土砂災害に警戒してください。また、東北地方では、11日は大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

[気象概況]
 11日は、低気圧が発達しながら日本海から千島近海に進み、低気圧からのびる寒冷前線が東北地方を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、東北地方では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
 このため、東北地方では、積乱雲が発達し、雷の発生する所があるでしょう。また、東北日本海側北部では、これまでの雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まり、警報級の大雨となる所がある見込みです。

[雨の予想]
11日に予想される1時間降水量は多い所で、
  東北日本海側北部 20ミリ
11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北日本海側北部 80ミリ

[防災事項]
 東北日本海側北部では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があります。11日朝から夜遅くにかけて、大雨による土砂災害に警戒してください。また、東北地方では、11日は竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報」は、10日16時頃に発表する予定です。