陸上自衛隊小倉駐屯地の寮で後輩隊員の腕時計などおよそ32万円相当を盗んだなどとして、30代の陸曹長が懲戒免職処分となりました。

10日付で懲戒免職処分となったのは、陸上自衛隊小倉駐屯地の第40普通科連隊に所属する30代の陸曹長です。

小倉駐屯地によりますと陸曹長は、2022年12月ごろから2023年3月ごろまでの間、駐屯地の寮で同じ部屋の後輩隊員の腕時計や財布、ゲーム機あわせておよそ32万円相当を盗みました。

また、2023年5月には帰隊時刻を過ぎても駐屯地に戻らず、3日後に親族の家で保護されました。

陸曹長は、聞き取りに対して「記憶がない。深く反省しています」などと話しているということです。

小倉駐屯地司令の佐藤靖倫1等陸佐は、「本事案を深く受け止め教育指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。