「身を切る改革」が旗印の維新所属の国会議員が、政治資金をキャバクラに支出し釈明です。

 (日本維新の会 奥下剛光衆院議員)「『適切か適切じゃないか』って言ったら、それは適切ではないとは思います」

 12月8日、報道陣の前で釈明したのは、大阪7区選出で日本維新の会の奥下剛光衆院議員です。

 今回、問題となったのは「政治資金をキャバクラに支出」。奥下議員の資金管理団体の収支報告書によりますと、おととし東京・赤坂のキャバクラや大阪・ミナミのラウンジなどに政治資金から計12万6500円を「飲食費」の名目で支出していました。

 この問題が発覚する前、藤田文武共同代表は会見で…

 (日本維新の会 藤田文武共同代表)「スナックやバーなどお酒の出る場所で会合することは一般的にあろうかと思いますが、女性の接待を受けるクラブとかそういうのは不適切だと思う」

 今回の支出は、女性の接待があるキャバクラやラウンジ。奥下議員は「適切ではなかった」として支出分を返金する一方で「支援者に呼ばれて場所は選べなかった」とも述べました。

 (日本維新の会 奥下剛光衆院議員)「『ポケットマネーでやれよ』ということですが、こういったことをポケットマネーでやるには私は限界があると思います。国民の皆さまにはなかなかご理解しがたいと思いますので、本当にそこは真摯に受け止めて、ご指摘いただいているものは全て返金したいと思っています」

 一方、吉村洋文代表は8日、「普通に考えたらおかしい」と突き放しました。

 (日本維新の会 吉村洋文代表)「常識で考えてそんなもん自分のお金でやるべきだと、当たり前のことと僕は思います。そこまで言わなきゃいけないんですかということです」

 「身を切る改革」を掲げる維新の本気度が問われています。