自宅に放火して、同居している娘を殺害し、孫を殺害しようとした疑いで、68歳の女が逮捕されました。「自殺するために紙に火をつけて投げつけた」と供述しているということです。

今年10月、和歌山県岩出市水栖で「2階建ての住宅が燃えている」と近くの住人から消防に通報があり、火は約4時間後に消し止められました。木造2階建ての住宅が全焼し、周辺の住宅など3棟にも延焼していました。

火事で、この家に住む41歳の女性が死亡し、17歳の男子高校生がケガをして病院に搬送されました。

警察は、その後の捜査で、68歳の無職の女(高校生から見て祖母)が、10月29日午後10時半ごろから30日午前4時ごろまでの間に、自宅に火を放った疑いがあるとして、放火や殺人、殺人未遂の疑いで逮捕したということです。

火事で女自身もケガをして搬送されていました。調べに対し「自殺するため火をつけた」と供述するいっぽう「殺すつもりはなかった」と容疑の一部を否認しているということです。