青森県で最大震度6強を観測した地震について、政府のこれまでの動きをまとめました。
8日23時50分、急きょ、総理官邸に入った高市総理大臣。
高市総理
「本日(8日)23時16分、青森県沖で震度6強の地震が発生しました。政府においては同23時16分に官邸対策室を設置しました。私からは直ちに国民に対して、津波や避難等に関する情報提供を適時的確に行うとともに、住民避難等の被害防止の措置を徹底すること、早急に被害状況を把握すること、地方自治体と緊密に連携して、人命第一の方針のもと、政府一体となって被災者の救命・救助の災害応急対策に全力で取り組むこと。以上の指示を行いました。詳細についてはこれから報告を受けます」
高市総理は総理官邸で、木原官房長官、赤間防災担当大臣らと情報収集にあたっています。
木原官房長官
「青森県・八戸市において、最大震度6強の強い揺れを観測しました。この地震に伴い、北海道・青森県・岩手県の太平洋側沿岸に津波警報が発表され、高いところで3メートル程度の津波が予想されています。直ちに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難をしてください。被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、警察・消防・自衛隊・海上保安庁を中心として、救命救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組んでまいります」
臨時の記者会見を行った木原官房長官は、東北電力・東通原発と女川原発について「現時点で異常があったとの報告は受けていない」と明らかにしました。
人的・物的被害については確認を行っているとしています。
また、小泉防衛大臣も臨時の記者会見を行い、自衛隊の航空機で上空から被害情報の確認を始めたと明らかにしました。
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