ハワイの定番スイーツ「マラサダ」が、いま日本国内で人気になっているようです。背景に何があるのか、取材しました。

照りつける太陽に、青い海!ここは一年中、常夏のハワイです。そんなハワイを身近に感じることができるお店が横浜にあります。

記者
「こちらのお店には長い行列ができています」

並んでいるみなさんのお目当てというのが、ハワイの定番スイーツ「マラサダ」です。

外はカリッと、中はふわふわモッチリとした食感が特徴で、揚げたてに砂糖やシナモンシュガーをまぶすのが基本。他にもカスタードやアップルシナモンなどの味もあるんです。

フォレスト 木村友彦 副社長
「平日だったら100名ぐらい増えている。土曜、日曜、祝日は200名ぐらい昨年よりお客さまにご来店いただいている」

いま売り上げが伸び、大人気となっている「マラサダ」。ハワイ定番のスイーツですが、実はポルトガルが発祥だと知っていましたか?

なぜここまで人気になっているのか。実は、こんな理由が…

40代
「娘がマラサダが大好きで、ワールドポーターズに来たら必ずマラサダを買っている。(ハワイは)娘が2歳の時以来、行っていないです。家族4人分になると費用もかさむ」
30代
「行ければ行くけど、行ける機会がないので、こういうので満足しちゃう」

円安や物価高の影響で、実際に行くのはハードルが高いハワイ。「マラサダ」を食べ、ハワイの雰囲気を感じていました。

30代
「楽しめました。ハワイっぽさはこんなのかなって」

その人気は、東京・恵比寿にある「マラサダ」専門店でも!

THE MALASADA TOKYO 川口貴也さん
「マラサダだけでも1日2000個弱ぐらい売れたときはある」

平日にもかかわらず、きょうも多くの人が訪れました。こちらの女性、ハワイには一度も行ったことがないそうですが…

30代
「目を閉じて、海を見てて、おーワイキキにいますよって」

一口食べただけで、ハワイの様子が浮かんだそう。

THE MALASADA TOKYO 川口貴也さん
「最近、円安もあってハワイに行けないお客さまもたくさんいると思うが、その中でもハワイ感じたい、マラサダ食べたいというので調べて来ていただくお客さまはすごく増えているかな」