「先生と一緒に暮らしたら、シンナーやめられる気がする」
マサフミは、シンナーを小6・中1・中2・中3、4年間吸いっぱなし。
それでも、僕のところに来てこう言った。

「先生、信じないかもしれないけど、俺シンナーやめようとしたことあんだぜ。
母ちゃんには泣かれるし、族の先輩からは死ぬぞと脅されるし、でもダメなんだ俺。
1日2日ですぐ使ってしまう、意志が弱いんだ。
俺、考えたんだけど、先生と一緒に暮らしたら、シンナーやめられそうな気がする。」
「いい考えだなお前、24時間一緒な。
いいぞいいぞ、その代わりお前、先生の仕事を手伝えよ。
母ちゃんに電話で、あとで帰りお前んち行って着替え取りにいくから、用意しといてもらえ。今日からうちだぞ」














