2週間、意識不明に
箱根を制したトップランナーとして、華々しい経歴を持つ渡邉さんですが、実は幼少期は体が弱く、運動を始めたきっかけもある病からでした。
渡邉利典さん:
「小学校2年生の時に体を壊し、細菌性髄膜炎という病気になってしまった」

細菌性髄膜炎は、その名の通り、髄膜(ずいまく)に細菌が入り込み炎症を起こす病気です。渡邉さんは2週間、意識不明の状態が続き、目を覚まし回復してからも自分の力で歩くまでに2か月ほどかかりました。体を鍛えるためにと始めたマラソンで、東北高校、そして駅伝の名門・青山学院大学に進み箱根を制するランナーにまで成長しました。

同じ境遇の人たちに寄り添いながら、体づくりや健康づくりを支えたいと考えています。
渡邉利典さん:
「健康や運動ができないことの理解は誰よりもあると思っている。そういった、できない人たちに教えるということをやりたいと心から思っている」














