かつて各地に当たり前にあった女子校・男子校がいま、急速に減少しています。
女子校ならではの“空気感”や生徒の振る舞いなどについて、マチの人に聞きました。

北星学園女子高校の受験生(1980年)
「調子?絶好調です!」

「自分が受けるのだから、自分でがんばらなくちゃ」

1980年の私立高校入試風景です。

映っているのは女子ばかり、ここはかつて北海道内にも多くあった「女子校」のひとつです。

1970年代をピークに各校で共学化が進み、今では私立の女子校は道内に5校、男子校は3校しか残っていません。

さらに…

京都女子大学・竹内栄子学長(今年9月)
「女子大学宣言を発出するきっかけは、何より在学生の不安を払拭したい」

名門女子大が女子大としてあり続けるとの宣言をした背景には、1998年に全国で98校あった女子大が71校まで減っている現状があります。

少子化による生徒数の減少や、共学志向の高まりなどが理由で減り続ける女子校や女子大・そして男子校ですが、一方で、その中でしか育まれない独自の文化や空気感を惜しむ声もあります。