今年8月の霧島・姶良集中豪雨の影響で運行を取りやめているJR肥薩線の霧島温泉駅で運行再開の願いを込めて、近くの高校の生徒たちが清掃活動をしました。

清掃活動には、駅を利用する近くの霧島高校の生徒や地域の住民、あわせて120人が参加しました。

JR肥薩線は、8月の霧島・姶良集中豪雨で大規模な線路の盛土崩壊が発生しました。4か月近く経った現在も、吉松駅と隼人駅の間で運行を取り止め、バスによる代替輸送が行われています。

JR九州は、来年6月30日ごろの運行再開を目指すとしています。

学校によりますと、生徒のおよそ8割がJRを利用しており、霧島温泉駅は代替バスの停留所になっています。

生徒たちは、草払いをしたりほうきで駅舎内のほこりを落としたりしたほか、花壇にキンセンカやナデシコなどおよそ200株を植えました。

(1年生)「花を植えて、人がたくさん来て明るくなってほしい」

(3年生)「地域の人たちと手を取り合いながら、駅の活気が取り戻せるように清掃を頑張った」

また駅前には、肥薩線「復活」を願って生徒たちが制作したイルミネーションが飾られ、今月25日まで楽しめます。