子どもの命を守り、安心して預けられる保育園を目指して、広島市の保護者らが、市の保育予算を増額するよう求め、市議会に陳情しました。
広島市議会を訪れたのは、保育士や保護者でつくる「豊かな保育をすすめる会」です。メンバーは陳情書と3万人あまりの署名を、市議会の八條範彦議長に手渡しました。

陳情書では、広島市の保育予算を増額し、▽保育士1人あたりが担当する子どもの数を減らすことや、▽保育士の賃金を引き上げて深刻な保育士不足を解消することなどを求めています。
メンバーは「子どもの命を守る仕事なのに、賃金が見合っていない」「労働環境を改善して、保育士が“心のゆとり”を持てるようにしてほしい」などと訴えました。

豊かな保育をすすめる会 吉瀬康平 会長
「保育士から『本当にやりがいだけで頑張っている』『職場の皆さんに支えられて頑張っている』という言葉を聞きます。保育士も安心して子どもを守れる、そんな体制ができれば、私たち保護者も安心して預けられる施設になると思います」
陳情書は現在、開会中の12月定例会で、審議される予定です。














