標的の「順位付け」を聞かれると…

 また、襲撃のターゲットの「順位付け」を聞かれた山上被告は…

 (山上被告)「最大の目標は韓鶴子(旧統一教会・総裁)で、その次が文鮮明ファミリーの子どもたち」
 (弁護士)「そうすると、そうでない人は少しずれますよね?」
 (山上被告)「そういうことになるかと思います。(安倍元総理は)政治家ですから、襲撃の意味合いは異なると思っていました」

 そして、裁判長から「人の命を奪ってはいけない社会のルールを理解しているか?」などと問われた際には、「安倍元総理が殺害されなければならなかったのは、“間違いだった”と思っている」とも述べました。

 4日の裁判ではこのほか、山上被告を事件当時に精神鑑定した精神科医も出廷。山上被告は安倍元総理が地元・奈良で演説したことを「運命的」と捉えていたなどとしたうえで、旧統一教会の熱烈な信者だった母の影響があることを指摘しました。