高校を休学 将来を模索し始めた矢先に

担任教師から電話があり、相談をした市原さん。すると、担任教師からー

「市原さん、圭司君が今何のために勉強するのかであるとか、将来どういう仕事につきたいのか悩んでいるんだったら、それを見つける時間を持つのもいいのではないですか?」

「学校はしばらくお休み、休学という形を取っておけば、圭司君がそういったものを見つけた時に、いつでも戻ってくることができますよ」

とアドバイスがありました。

休学という形を取った圭司さん。その後、アルバイト、一人暮らし、工場での勤務など、様々なことを模索しました。しかし、一人暮らしを始めるといくつか問題が起きました。

【画像③】

同級生・先輩・後輩が一人暮らしの圭司さんの部屋に 

(市原千代子さん)
「一番大きな問題は、圭司の同級生や先輩・後輩などの友人たちが、『圭司のアパートだと気兼ねがないから』ということで、圭司が仕事から帰る頃に、遊びに来ることが多くなっていたようです」

そんな生活を繰り返していた圭司さんは、扁桃腺を腫らして高い熱を出して休むことが重なり始めたといいます。

その結果、将来に向けて色々と試したものは、うまくは行きませんでした。