「芝」の文字を店名に入れた青森市久須志の「芝くら」。芝楽で修業した職人が構えた店で、その2代目が暖簾を守っています。

*(訪れた人は)「娘が連れてきてくれる美味しい」「(芝楽に)よく行っていました。新町へ買い物にいったあとに、芝楽で食事をした」

店を見守るように飾られた芝楽の写真。その味は、いまの時代にあうよう手を加えながらも受け継がれています。

*芝くら倉内健太さん
「芝楽時代に食べた客がなかにはいらっしゃいます。嬉しいです。そういう客が来てくれると。客に芝楽の味をできるだけ伝えていきたい」

*2代目社長津島康栄さん
「私は店を閉めても、永久に残るのではないかと。芝楽はなくなりますけど、あと頑張ってくれる人はたくさんいますので、自信を持っています」


昭和のハレの日を彩った芝楽は家族で食事をする喜びが思い出される場所として、いまにつながっています。