【東北】暴風と大雪及び雷に関する東北地方気象情報 第2号
2025年12月03日05時01分 仙台管区気象台発表

寒気の予想シミュレーション 大雪・雨・風の予想シミュレーション ♦記事を最初から見る

東北地方では、強い冬型の気圧配置となるため、3日夕方から4日未明にかけて、西よりの暴風に警戒してください。また、3日夜遅くから5日にかけて、大雪に注意・警戒し、4日朝にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

[気象概況]
 3日は東北地方を気圧の谷が通過し、次第に強い冬型の気圧配置となるでしょう。強い冬型の気圧配置は5日にかけて続く見込みです。また、東北地方の上空約5000メートルには、氷点下36度以下の寒気が流れ込むでしょう。
 このため、東北地方では、西よりの暴風や、大雪となる所がある見込みです。予想よりも上空の寒気が強まった場合や、発達した雪雲が同じ場所にかかり続けた場合には、警報級の大雪となる可能性があります。また、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。積乱雲が発達して雷の発生する所がある見込みです。

[風の予想]
3日から4日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北日本海側 海上 20メートル (30メートル)
  東北日本海側 陸上 15メートル (30メートル)
  東北太平洋側 海上 20メートル (30メートル)
  東北太平洋側 陸上 15メートル (30メートル)

[雪の予想]
3日6時から4日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  東北日本海側 山沿い 70センチ
  東北日本海側 平地  30センチ
  東北太平洋側 山沿い 70センチ
  東北太平洋側 平地  30センチ
その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  東北日本海側 山沿い 70センチ
  東北日本海側 平地  30センチ
  東北太平洋側 山沿い 50センチ
  東北太平洋側 平地  20センチ
その後も降雪が続き、積雪はさらに増える見込みです。

[防災事項]
 東北地方の海上では、3日夕方から4日未明にかけて、西よりの暴風に警戒してください。
 東北日本海側を中心に、3日夜遅くから5日にかけて、大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設等への被害に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。また、4日朝にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「暴風と大雪及び雷に関する東北地方気象情報」は、3日16時頃に発表する予定です。