「声を上げられない人にどう届けるか」

こうした経験を踏まえ、集いでは、孤立する介護者への具体的な支援を考えるグループワークが行われました。

参加者によるグループワーク

参加者からは「Aさんの立場に立つと、自分からは相談できない」という意見が多数出た一方で、まず地域包括支援センターや地域の民生委員など、“敷居の低いところ”から繋ぐべきだとの提言が相次ぎました。

会を主催した佐藤慎之助弁護士は「自ら声を上げられない方にどう支援を届けるかが、本当に難しい課題。この集いを続けることで、今後も支援の輪を広げていきたい」と話し、11年目以降の決意を新たにしていました。