取組みの背景に『医師の偏在』
堀内大輝キャスター
『ストロークカー』は、札幌美しが丘脳神経外科の独自の事業で、全国的にもめずらしい取り組みです。
患者の脳卒中の可能性を判断した救急隊からの要請を受け、医師が出動し、ドッキングポイントで合流します。医師は車内で救急措置を済ませて、病院に到着後、ただちに検査や手術に入ります。
この病院では現在、南空知や夕張市など5つの消防本部や組合と運用協定を結んでいます。
こうした取り組みが求められる背景のひとつが道内の『医師の偏在』です。人口10万人当たりの医師の数は、札幌圏と、旭川を含む上川中部圏に集中しています。全道の平均が250人ほどですが、根室や宗谷地方などは、平均の4割ほどと、医師不足が顕著になっています。

堀啓知キャスター
地域によって、これだけの医療格差がありますので、この取り組みが広がっているのを願いたいと思います。














