この体験型教材を開発したのは、現役の大学4年生・今井善太郎さん(24)が代表を務める「Classroom Adventure」。知り合いが闇バイトで逮捕されたことがきっかけだったそうです。

Classroom Adventure 今井善太郎代表
「お金に困ってる人は狙われやすい。もう一つ、これちょっと覚えてほしい。孤独な人も狙われやすいと言われています。孤独な人は頼れる人がいなくて相談ができないから、一度いってしまうと後戻りができない」

今井さんは「闇バイトの危険は意外と身近に潜んでいる」と強調します。

高校1年生
「人生に悩んでいるときとか、忙しいときとか、引っかかりそうになった。こういう経験を次につなげていきたい」
「自分のやったことで、周りの人を巻き込みたくないと思った。SNSの投稿の仕方をよく考えたい」

中越高校 八子祐也教諭
「“闇バイト”について、生徒たち自身が『これって大丈夫ですかね』とスマホを持ってきたことがあった。甘い言葉に惑わされないことを学んでもらいたい」

警察によりますと、県内では今年10月末までに特殊詐欺で4人の少年が検挙されていて、11月には新潟市北区で特殊詐欺の受け子をしたとして、滋賀県の14歳の中学生が逮捕されました。

SNSは利便性が高い一方、闇バイトなど“犯罪の入り口”にもなり得ます。生徒たちは上手に付き合う重要性を実感していました。