犯行前日 旧統一教会の施設が入るビルに向かって銃撃した理由

 12月2日の被告人質問ではまず、犯行前日に旧統一教会の施設が入る奈良市内のビルに向かって銃撃したことについて問われました。

 (山上被告)「自分は統一教会に怒りを感じているんだと示すために撃ちました」
 (検察官)「このときは安倍元総理を狙うことは決めていたんですよね?」
 (山上被告)「はい」
 (検察官)「怒りの対象が統一教会であることを示すため?」
 (山上被告)「はい。旧統一教会の関係者であれば、安倍元首相と統一教会に関係が深いのは、信者間でも常識的でしたが、一般社会ではそう思われていないと思ったので、あらかじめ示しておかないと、違う理由に思われるので」

 試し撃ちを行ったのではなく、自らの怒りの対象を明確に示すためにビルを撃ったと述べました。