従来の健康保険証が有効期限を迎え、2日からマイナ保険証の利用が基本となりました。山口県内の医院では、初めて利用するという患者の姿も見られました。

山口市のなりしげ循環器内科では…
受付の職員
「顔で認証とかもできるんですよ」
患者
「それでいいんです?」
マイナ保険証を初めて使う患者の姿がありました。
患者(初めてマイナ保険証を利用)
「ドキドキしました。情報が漏れるとか耳にしたので、それが頭の中にあって。マイナ保険証を使うことは嫌だなと思って、今まで使わなかったんで、きょう初めてです」
従来の健康保険証は1日で有効期限が切れ、2日からマイナ保険証の利用が基本となりました。マイナ保険証とは、マイナンバーカードに保険証の機能が付いたもので、厚生労働省は過去の診療や薬のデータに基づき、よりよい医療が受けられることなどをメリットに挙げています。
患者
「ほかの治療の内容とかが分かるし、救急のときも便利がいいということ聞いていますから、いいんじゃないですかね」
この医院では、11月時点で7、8割ほどがマイナ保険証を利用。これまでに軽微なトラブルはあったものの、スムーズに移行ができているといいます。
なりしげ循環器内科 成重隆博 院長
「情報を集約して、より効率のよい医療ができるようになるということで、私はやっぱりそういう方向に行かざるを得ないのかなと思いますね」
10月末時点の山口県内のマイナ保険証利用率は、42.72パーセント。全国平均の37.14パーセントを上回っています。
マイナ保険証を持たない人は、自治体などから届く資格確認書が保険証の代わりとなります。厚生労働省は、従来の保険証を2026年3月まで使える暫定措置を取るとしています。














