自民党の渡辺孝一元衆院議員が代表を務める政党支部が、パーティー券代として、1つの団体から法律の上限を超える200万円を受け取っていたことがわかりました。

政治資金収支報告書によりますと、渡辺元衆院議員が代表を務めていた「自民党北海道衆議院比例区第1支部」は、2024年8月、東京で開いた政治資金パーティーで愛知県内の団体から200万円を受け取りました。

政治資金規正法は、1回のパーティーで受け取れる金額の上限を1団体あたり150万円と定めていて、受け取った金額はこれを50万円上回っています。

渡辺氏の事務所は取材に対し、「受け取った200万円をパーティー券150万円、個人献金50万円と分けて処理すべきところ、一緒にしてしまったのではないか」と説明し、収支報告書を訂正する考えを示しました。