陸上自衛隊のオスプレイの夜間飛行訓練が今月15日以降、海上自衛隊鹿屋航空基地を含む九州各地の自衛隊施設を使って行われる方針であることが分かりました。
陸上自衛隊はオスプレイを17機配備していて、夜間飛行訓練は、拠点となっている佐賀駐屯地の周辺で今年9月から行われています。
関係者によりますと、陸上自衛隊は今月15日以降、これまでの佐賀駐屯地に加え、鹿屋基地を含む九州11の自衛隊施設を使った夜間飛行訓練を新たに始める方針であることが分かりました。
夜間飛行は午後5時から午後10時までの予定で、高度300メートル以上を確保し、「市街地の上空は可能な限り避ける」としています。
具体的な飛行ルートやスケジュールなどは明らかになっていません。
鹿屋市は先月、九州防衛局から説明を受けたということですが、市は「訓練は検討段階で、詳細は答えられない」としています。
オスプレイを巡っては、おととし11月にアメリカ軍の機体が屋久島沖で墜落し、乗員8人全員が死亡したほか、その後も鹿児島県内の空港などに緊急着陸するトラブルが起きています。














