「スナック」にも政治資金 「政治のため」なら何でもあり?

井上キャスター:
政治資金収支報告書によると、上野賢一郎厚生労働大臣が、2023年・2024年で合計31万4300円をスナックでの飲食代、打ち合わせ飲食代で政治資金から支出していたということです。
「政治資金」をスナックや、料亭、バーなどでの打ち合わせに使うことについて、どう感じますか。

田中ウルヴェ京さん:
なぜスナックなのか、1人だったのか複数人での打ち合わせだったのか。どんな人物が参加していたのか。実態調査であったとして、飲む必要があったのかといった説明ができるのかという点です。また、ルール的に良かったとして、倫理的にどう説明するかということもあります。
出水キャスター:
倫理的な部分の記載はあるのですか?
中島哲平 官邸キャップ:
細かい記載は特になく、政治資金はあくまで国民のためで、公共性のあるものだから非課税というもので、あくまで議員の倫理に基づいて行われます。
出水キャスター:
倫理を育てるような勉強会などはありますか?
中島哲平 官邸キャップ:
そうした勉強会はありません。そういうことも含めて、自民党でいう「派閥」でルールを学ぶようなことがあったのかもしれません。
(スナックでの打ち合わせに政治資金という点では)上野大臣は今回、大臣だから注目されてしまった部分はあると思います。これは与野党ともにある話で、国会議員一人一人が気をつけなければいけないところだと思います。
井上キャスター:
「政治のため」「政治活動に必要」とすれば、何でも認められてしまう部分はあるのでしょうか。
中島哲平 官邸キャップ:
何でも「政治に関するもの」と言えてしまうと思います。
友人と会うことも「結果的には仕事に繋がる」と我々も言おうと思えばできてしまいますから、それと同じことが政治でも行われているのではないでしょうか。














