結局どうなる地鉄本線 3案に絞り込みも結論はまだ…
29日に本線の沿線自治体が支援を表明し、来年度の一部区間廃止は回避される見通しですが、あくまでも廃止判断が先延ばしにされたかたちです。本線をめぐっては県と沿線自治体が将来的なあり方について検討を進めていますが、結論はまだ出ておらず、一旦は来年度の財政支援を行うこととし、継続協議となりました。

29日の分科会では今後の本線のあり方について「新魚津―宇奈月温泉」間は維持することが前提で、あいの風とやま鉄道と並行する「滑川―新魚津」間の存続を検討するとして
①全線を現行のまま維持する案
②線路などの設備は残しつつ運行を廃止する案
③設備も運行も廃止する案
ですの3つの案に絞られました。
この3つの案を比較するための判断材料としてそれぞれにかかる費用についてはまだ不透明な状況です。
もし①現行維持の場合、維持管理費や整備費が今後10年で100億円を超えるという試算は示されましたが、例えば橋梁といった大規模施設の更新などにかかる費用はこの100億円には含まれていません。分科会では今後調査を行い今年度中にとりまとめたいとしていますので結論が出るのは来年度中ではないかとみられます。














