体験と感情を脚本に乗せる、安藤流のスタイル
――ドラマの脚本を執筆する上で、ご自身の経験を反映させたところはありますか?
原作がある作品なので、原作をベースにすることはもちろんでしたが、原作を読んだ時に自分がどう感じたか、自分が同じような状況を経験した時の気持ちや、同じように感じたことがある場面については、そういった気持ちを乗せることはありました。
――安藤さんが仕事をしていく上で、大切にしていることは何でしょうか?
俳優さんならではの面白い部分を書くことを大切にしています。それが楽しく書くということにもつながっています。時には楽しんで書いたものでも、後で読み返してみると「あれ?」と感じることもありますが…。逆に自分が面白がれないまま書いたものは、楽しい作品にはならないので、楽しく書くことを大事にしています。
日常を揺さぶる独自の視点を持ち味としてきた安藤。その筆致は、連続ドラマの世界でも確かな存在感を放っている。














