今年、福島県内で発生したなりすまし詐欺の被害額は、10億円を超え、2003年の統計開始以降、過去最悪となっています。

県警察本部によりますと、今年、県内で発生したなりすまし詐欺の被害は10月末までに163件で、去年の同じ時期と比べて74件増えました。

被害額は、10億3176万円で、これは2003年の統計開始以降、最も被害額が多かった2014年のおよそ4億7000万円を大幅に上回り、過去最悪となっています。手口別にみると、オレオレ詐欺が79件とほぼ半数を占めていて、このうち76件が警察官をかたる詐欺だったということです。

県警は「警察官が指示するお金の話は詐欺」として注意を呼びかけています。