中国で日本書籍の出版に影響 「文化の力を信じる」中国翻訳を行う教授は
中国では、日本人作家の書籍出版に影響が出始めている。

北京出身で、約40年間日本に住む大学教授の毛丹青氏(63)。中国で日本文化を伝える雑誌「知日」を出版したほか、日本人作家の書籍を数多く中国語に翻訳してきた。
ーー毛教授が言っているのは、「親日」でも「反日」でもない「知日」だと。これはどういうことですか?
毛丹青 教授(神戸国際大学)
「日本を好きになったという理由は、自分のためだと思う。結局、日本を知るということは、自分の知恵になる。自分の生活を豊かにするために、相手の文化を知ろうじゃないか」
27日、毛氏が翻訳を手がけた書籍について、中国の出版社から突然こんな連絡が届いた。
毛丹青 教授(神戸国際大学)
「日本の本だからこそ、駄目になったという」
「一番心配しているのは、(中国の)国内で日中関係が微妙になっていて、数多くの日本書籍のコード番号が、要は延期された、トラブルになっていると」

コードが発行されなければ、その書籍は出版できない。コードが発行されていても、早く出版しなければ取り消される恐れがあるという。
ーー日本の出版社も大急ぎで?
「そう、理解ができた」
ーー双方の出版関係者たちが?
「そうそう。日本の担当編集者に、電話でこういう実情を説明した。(電話が)終わっていない段階で『わかった、大至急』と電話を切った」
毛氏はこうした状況でも、日本の書籍を待ち望んでいる中国の読者は少なくないと話す。

毛丹青 教授(神戸国際大学)
「今の状況でも、それが衰えない。これは驚異的なもの」
「海と一緒ですね。波が立ってるでしょ。だけど海の底は穏やか、波なんかない。毎日、日常的に流れていて、だから我々の文化の力は海の底。左右されずに真価を持っていく。栄養力は海底は豊か。関係が悪くなったとしても、文化の力をずっと信じてやってきた。これからも信じ続けたいと思う」














