「傷つけないための言葉知って」

『誹謗中傷を無くすために、どうしたら良いのか』

考えた末に響子さんが出した答え。

それは、SNSがあることが当たり前となった今を生きる子どもたちに、メッセージを届けることでした。

元プロレスラー 木村響子さん
「できることは何だろうといったときに、やっぱり子どもたちに色々なことを知ってもらって、考えてもらうってことかなと。本当にまず、子どもたちを守らないといけないという気持ちが大きかったですね」

そんな響子さんを、特別な思いで見つめる人がいます。

今回、響子さんを小学校に招いた伊藤真吾校長。実は花さんのファンでした。

月島第二小学校 伊藤真吾校長
「いつもこれで応援してたんです」

伊藤校長には、ある後悔が…

月島第二小学校 伊藤真吾校長
「(花さんへの)誹謗中傷、本当にものすごくて。自分も見ていて苦しい思いをして、何とかできないものかとファンの間で話したんですが、結局何もできないで

だからこそ、今…

月島第二小学校 伊藤真吾校長
「自分の仕事柄、子ども達と接することが多いので、地道に子どもたちにSNSの怖さなどを伝え続けて、みんなに優しくできる子どもたちになってほしい、それが自分にできることかな」

様々な学校に足を運び、授業を続けてきた響子さん。いつも授業の最後に伝えるのは、花さんのことです。

元プロレスラー 木村響子さん
「ここで一回、明かりを落としてください」

「みんなに映像をみてもらった木村花ちゃん。マイノリティの人、困っている人、悩んでいる人、苦しんでいる人、孤独な人に元気を届けたいといつも言っていました」

「女子プロレスをもっともっと知ってほしくて、あるリアリティーショーという番組に出ました。そこで悪い子の役をやったんです」

「だけど、それを見た人は本当になんて悪い子だって思ったんですよね。呪いのような言葉が毎日毎日何百件も届いて、今はお空にいってしまいました」

真剣な表情で耳を傾ける子どもたちに、響子さんは「自分も相手も傷つけないために、色々な言葉を知ってほしい」と呼びかけます。

元プロレスラー 木村響子さん
「例えば自分が傷つくことを言われて、それをやめて欲しいだけなのに、上手に説明できないからすぐに“死ね”とか“うざい”とか“消えろ”とか、もっと攻撃的な言葉と(SNSでは)ずっと駄目なスパイラルが続いています」

「でもやっぱり人間だから優しい言葉をかけられたら、優しい言葉を返したくなるのが人間だと私は信じてるんですよ」

「私たち大人が攻撃性の高いSNSを作ってしまった責任はすごくあるけれども、君たちが大人になるときに、本当に方向をぐんと変えられると思う」

響子さんの言葉を子どもたちはどう受け止めたのでしょうか。

小学6年生
「私が加害者になったり被害者になったりしても、今日のことを思い出せば嫌だって伝えたり、自分がやらないようにしなきゃというのを思い出せるから、(SNSを)使う前に言われたのがすごい大事だった」

小学6年生
「友達が(誹謗中傷の)被害に遭ったら、声をかけたり、寄り添ってあげられるようにしたい