衆議院の会派「改革の会」に所属する議員3人は、自民党の鈴木幹事長と会談し、自民党会派に加わることで正式に合意しました。

これにより衆議院では約1年ぶりに「少数与党」が解消されました。

衆院「少数与党」ついに解消へ 自民党の政権運営“安定化”なるか

28日午後、自民党の鈴木幹事長らは、衆議院の会派「改革の会」に所属する議員3人と会談。3人が自民党会派に入ることで合意しました。

守島正 衆院議員
「政策を実現するためには、今、与党に寄与して、政策や予算をしっかり実現していくことが大事」

3人は10月に行われた総理指名選挙で高市氏に投票していて、関係者によりますと、自民党幹部が3人に会派入りを打診していたということです。

これにより衆議院では与党が過半数に達し、少数与党が解消されることになりました。

鈴木幹事長は「今まで以上に安定した政権運営が出来るようになる」としながらも、次のように話しました。

自民党 鈴木俊一 幹事長
「これからも他会派・他党にもですね、丁寧にお話を伺いながら、ご協力をいただけるような、そういうことは今までと何ら変わりなくやってまいりたい」

実際、参議院では少数与党の状況が続き、過半数に達した衆議院でも、その差はわずかです。

野党からは。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「ほとんど僅差の状況というか、拮抗している状況なので、誰かが体調を悪くしたりとかすると、分からなくなる状況ですので、緊張感自体はたぶん変わらないのではないかなと思います」