日本人トリオのWBC出場は「私たちはサポートする」
石井アナ:そして3月にはWBCがありますね。
ロバーツ監督:世界にとって楽しみだよね。アメリカとか日本だけでなく、どこにとっても。私たちにはプレーしたいという選手がたくさんいる。なので彼らはタフな決断をしなくてはならない。
石井アナ:全ての国々がドジャースの選手にオファーを出してますよね。どのように思いますか?
ロバーツ監督:素晴らしい経験だね。ドジャースのために自分勝手になると、朗希が投げて負傷して戻ってきたり、山本が前年どれだけ投げたか考え、次のシーズンがあることを考えると、翔平は投手もやるから、選手たちには休んでほしい。しかし、彼ら個人にとって、国にとってWBCがどれだけ大事かということを私たちは理解している。なので、彼らがどんな決断を下しても、私たちはサポートする。
大谷翔平は「来年もMVPを取る」
石井アナ:素晴らしい。日本にとっていいことですね。来年は大谷選手はシーズン頭から二刀流?
ロバーツ監督:翔平の計画では、彼は通常の投手となり、通常の調整を行って2026年に入って行くよ。
石井アナ:大谷選手は常に、よくなろうとしていると思いますが、彼は何をしなくちゃいけないんですか?
ロバーツ監督:私にはわからない。翔平は来年もMVPを取ると思うよ。彼は過去最高の選手になりたいんだ。私は数字の目標は与えないようにしている。彼は自分のパフォーマンスに制限は設けないと思う。彼は常に自分自身と競争しようとしている。彼はただ過去最高の選手になりたいんだ。

石井アナ:大谷選手に聞くと常に「私は数字のことは考えない」って言います。
ロバーツ監督:彼はただプレーしている。「翔平は50本打つだろう」なんて言えないよ。60本打つかもしれないし。彼は上限をつけられることも嫌だと思っている。彼は常に良くなろうとしている。もし私が「150三振奪ってほしい」って言ったら、彼は、「じゃあ200だな」って考える。なので、常に彼にプレーさせていればいいんですよ。
石井アナ:今シーズンの彼の投球をどう感じていますか?エンゼルスの時より良かったですか?
ロバーツ監督:2度目のトミージョン手術からの復帰1年目で、あれだけいい投球を見せたことに私は感銘を受けたよ。来年はさらによくなると思うよ。
石井アナ:球速ですか?
ロバーツ監督:いいえ、コントロール。球速は97、98、100(マイル)とかそのあたりだと思うけど、変化球やスプリット、スライダーのコントロール。次の年はもうリハビリじゃないんだ。彼はルーティンをこなす通常の投手となる。なので来年のパフォーマンスはさらによくなると思う。
石井アナ:素晴らしいです。そして山本投手。彼は今シーズンやってくれましたね。どのように感じましたか?
ロバーツ監督:私には活躍するとわかっていたよ。彼の「眼」を見ていたからね。去年は由伸に関して、非常に注意を払っていた。時に5回、時には6回でマウンドから降ろしていた。しかし、今年は彼をより後押しする必要があった。そして彼の「眼」が私に語りかけてきたんだ。
石井アナ:それで彼ならできると感じたんですね。素晴らしいです。最後に、来年に向けてメッセージをください。ワールドシリーズ3連覇へ、何が必要ですか?
ロバーツ監督:目標はまた努力すること。準備をする。ロサンゼルスという街、日本という国に、またドジャース優勝を届けたい。しかし、全てのチームが私たちの後を追うことになる。でも私たちは準備していくよ。














