「女性らしく」ではなく「自分らしく」仕事とプライベートの両立

岸)ご結婚されて、お子さんがいるという発表は驚きました。

鮫島)よく言われます。本当?本当か?と本当なのかと言われます。

岸)結婚して母になっての変化は?

鮫島)変わってないって言ったらまずいと思うんですけど、「母である自分」っていう軸も増えました。けれど、別の軸として「サッカーに携わる自分」っていうのも必ず持っていたいし、周りの協力のもと持たせてもらっています。なでしこのOG、リーグのOGとして、女子サッカーの普及とか自分にできることは何でもやっていきたいなと思っています。

鮫島)今の時代は性別に関係なく、母親であろうと父親であろうと働きながら子育てをする人も多いと思うので、「女性として」というよりは、「自分らしく」っていう捉え方で生きていきたいなと思っています。母親としての自分もいるし、私の場合は女子サッカーに尽力したいっていう思いで働いてるので。どうやったら自分らしく生きていけるんだろうっていうのは考えながら過ごしています。そのためには周りの人の協力が必要不可欠なので、うまく頼りながら。今も、子どもを母親が見てくれてるんですけど、夫にも理解をしてもらって、長崎に来ることとかも理解してもらって、周りの人と協力しながら、自分らしさっていうのを大事にして、過ごしています。