サッカー日本女子代表=なでしこジャパンでワールドカップ優勝メンバーの鮫島彩さんにインタビュー【後編】(聞き手:NBC岸竜之介アナウンサー)
日本中が沸いた2011年W杯「夢のまた夢、まさかの優勝!」
岸)2011年はなでしこジャパンのフィーバーでした。

鮫島)準々決勝でドイツに勝ったあたりから、日本ではすごく盛り上がっていただけてるっていう情報は入ってきてましたね。当時はスマホも無かったので、スタッフから聞いたり親から聞いたりした情報で知りました。
岸)アメリカとの決勝はどのような気持ちで戦っていましたか?
鮫島)完全にチャレンジャーだったので、ワールドカップの直前にもアメリカと親善試合を2戦やってて、2戦ともボコボコに負けていたんですよ。それでいざ決勝で戦ってみたら、その親善試合よりもさらに強かった(笑)。これが本気のアメリカだ!って。もう試合開始直後からアメリカのシュートがポストに当たって、逆にそれをみんなで楽しんでいた感じはあります。「うわー!アメリカ本気だー」と言いながら。でもその状況を楽しめる、面白がれるメンバーだった。それが強さの一つだったのかなと思います。
岸)優勝した瞬間、どんなお気持ちでしたか?
鮫島)信じられないような気持ちが一番大きかったのかな。「まさか」っていう感じですよね自分たちも。もちろん良い結果を望んではいたけれど、ワールドカップ優勝って本当に夢のまた夢。1回も勝ったことのないドイツだったりアメリカだったりが相手だったので。それでも戦っていく中で、「このメンバーでだったらいける!」っていう、そういう気持ちがどんどん強くなってっいって。「まさか」っていう思いと、優勝できた「嬉しさ」とあんまり訳わかってなかったと思います。月日が経てば経つほど、優勝メンバーとの繋がり・絆は強まってっている感じはします。














