「自分らしさ」を最大限にできるサッカーの多様性

鮫)サッカーって多様性のあるスポーツだなってすごく思うので。同じ球技でも、バスケやバレーはある程度身長が重要視されるけど、サッカーの場合は、身長が低かろうが高かろうが、足が速かろうが遅かろうが、それぞれのポジションで役割があって、どんな選手でも自分の強みを伸ばせれば活躍できるスポーツ。個性がすごく輝けるスポーツだなって思うので、そういう意味でも、小さな子にぜひサッカーをやってもらいたいと思います。自分の強みをどれだけ活かせるかは、仕事でも、社会で生きてく上では重要になってくると思うのでそれをどう表現するかです。
サッカーの仲間は一生
鮫島)仲間は特別ですね。私にとってはそれがサッカーをやる醍醐味だったので。11人しか試合に出られないので、仲間はライバルでもある。でもライバルであるからこそ、さらに一緒に戦う仲間として絆が強まるっていうイメージがあるので。サッカーって90分、接触のある激しいスポーツなので、厳しい練習をして試合を一緒に乗り越えるっていう観点からも仲間の存在は大きい。私も小さな頃から今でもずっと繋がっているメンバーってサッカーの仲間だし、ワールドカップ優勝メンバーはもちろんこの先も一生繋がっていくと思うので、私はサッカーは強くおすすめできるスポーツだなって思いますね。
<鮫島彩さん>
1987年栃木県生まれ。小学生でサッカーを始め常盤木学園高(仙台市)卒業後、東京電力女子サッカー部マリーゼに加入。2011年FIFA女子ワールドカップで優勝するなど、なでしこ不動の左サイドバックとして輝かしい功績を残す。2024年に現役を引退。2025年6月に結婚と出産を公表。














