昭和100年にあたる今年、シリーズでお伝えしている「昭和からのメッセージ」。今回のテーマは「鹿児島の近代建築」です。歴史的な価値がある一方、維持費がかかることなどで失われそうな中、まちの移り変わりを見つめてきた男性の証言です。

(赤﨑正博さん)「ずっと露店が出て、金魚を売ったり植木を売ったりしていた。どーんとこういうの(ビルなど)が建つとほんと変わるね、風景が」

赤﨑正博さん、75歳です。旧知覧町出身で、小学生の時に鹿児島市新町に移り住みました。以来、70年近く天文館地区を見つめてきました。

県立博物館。昭和2年に県立図書館として建てられ、昭和56年に博物館となりました。図書館だったころの思い出があります。

(赤﨑正博さん)「勉強しに来たんだろうけど、そんな熱心に勉強した記憶がない。同級生としゃべっていたのがほとんどじゃないかな。家や学校ですればいいと思うけど、なぜか図書館に来て勉強してた」














