2024年8月に経営破たんした青森県弘前市の中三弘前店。再開発に向けて動き出すのでしょうか。

中三の土地と建物を、不動産開発などを行う東京の「フージャースコーポレーション」が11月14日付で取得したことがわかりました。

中三弘前店に関する登記の全部事項証明書によりますと、土地と地上8階・地下1階の建物は全て11月14日付で東京の「フージャースコーポレーション」が取得したということです。

「フージャースコーポレーション」は、全国で新築マンションの分譲や市街地の再開発、それにホテルの運営をしています。

近年は青森県内で事業の展開にも力を入れていて、現在、弘前市の駅前地区と八戸市の中心街でマンションを建設し、販売しています。

中三弘前店の取得については、会社側は「現時点でコメントできることはない」としています。

中三の経営破たんを巡っては、破産管財人の弁護士が土地や建物の任意売却を年内に決める意向を示していました。

これまでのところ、弁護士は取材に応じておらず、12月23日に開かれる次回の債権者集会で発表される見通しです。