従来の保険証と何が変わる?

従来の保険証は、病院の受付などでは基本的に月1回の提出でしたが、「マイナ保険証」は毎回の提出となります。
これは、健診などの情報や診療・薬剤情報などの閲覧のため、受診の際に毎回同意が必要となるためです。

日本政策総研 専務取締役 若生幸也氏:
ちゃんと保険に加入されているかどうかは、本来紙であってもしっかり確認していなければならなかったわけですけれども、それをしなくても済んでいました。
今回、マイナンバーカードになって、保険をちゃんと確認していく。それで正しい医療や保険診療を受けられるような環境を作っていくことが重要だと思っています。

マイナンバーカードを持っていない人や、マイナ保険証を登録していない人は、送付されている「資格確認書」を提示しないと、保険診療を受けることはできません。
この「資格確認書」は、保険者によって様式や発行形態が異なります。カード型の他に、はがき型・A4型などもあります。

また、暫定措置として、2026年3月末までは期限切れの健康保険証だけでも医療機関で受診することができます。

日本政策総研 専務取締役 若生幸也氏:
この間になるべく移行していただく。経過措置としてトラブルが起きても大丈夫なように、猶予を持たせているということになります。