「マイナ保険証」の準備はできていますか?
移行により何が変わるのか、自治体の情報システムに詳しい政策総研 専務取締役の若生幸也氏に聞きます。

「マイナ保険証」利用率は37%

12月1日で従来の健康保険証は有効期限を迎え、12月2日からマイナンバーカードに保険証機能を備えた「マイナ保険証」に移行されます。
「マイナ保険証」とは、健康保険証として利用登録されたマイナンバーカードを指し、新たに交付されるものではありません。
マイナンバーカードの保有率は10月末時点で79.9%で、そのうち「マイナ保険証」を登録している人は87.8%です。ただ「マイナ保険証」の利用率は37.14%にとどまっています。

八代弁護士も、保険証の紐付けは済んでいるものの「マイナ保険証」として使ってはいないといいます。

弁護士 八代英輝:
マイナンバーカードは外出するときに持ち歩く習慣がないんですが、保険証は財布に入れて常に持ち歩いています。また、従来の保険証だと月に1回の確認でいいんですけど、「マイナ保険証」だと行くたびに出さなければいけないんですよね。