「臭い」「口も臭そう」録音で不適切保育が明らかに

母親
「衝撃というか、最初は本当に言葉が出ない」

2人の保育士が、娘を含む0歳から2歳までの子どもに対して、笑いながらこんな発言を繰り返していた。

保育士A「顔がお魚になってくる」
保育士B「元からこの顔です」

保育士B「魚とカメレオンってどっちが悪口?」
保育士A「何回も言うけど臭い。みんな。口も臭そう、やばそう」

夫婦が音声とともに福岡市に通報すると、1人の保育士は退職。もう1人の保育士は自宅待機になった。

夫婦は、自分たちが録音に踏み切らなければ、事実が明らかにならなかったのではないかと振り返る。

母親
「ボイスレコーダーを入れることがおかしいと思う方もいるとは思う。子どもに異変を感じるは、その子一人一人の保護者の方だけ」

明らかになるのは氷山の一角 「本当のことはわかりにくい」

全国で相次いでいる不適切保育。2023年にこども家庭庁が公表した調査結果によると、全国で914件にのぼる。しかし、明らかになっているのは氷山の一角だ。

そもそも小さな子どもは被害を訴えることが難しい。保護者や保育園の職員が目撃し、声をあげたとしても、証拠がないなどの理由で行政が動かないケースも少なからずあるという。

保育園を考える親の会 顧問 普光院亜紀さん
「難しいのは、やはり証拠がないと言われるところ。保育室は密室なので、こういう問題が起きた時、表に出にくい。保護者が『何かおかしい』と思っても、なかなか本当のことはわかりにくい」