■NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD(26日、東京・新高輪プリンス)
日本野球機構は26日、今年活躍した選手を称える年間表彰式の“NPB AWARDS 2024”を開催した。新人王はセ・リーグ、荘司宏太(25、ヤクルト)。パ・リーグは西川史礁(22、ロッテ)となった。
西川は去年のドラフト1位でロッテに入団した。シーズン序盤は苦戦したが、6月から調子を上げて、月間打率は.441。7月30日にはプロ初の4番でプロ初アーチをマークした。シーズン最終戦で規定打席にも到達し、打率はリーグ6位。108試合に出場、打率.281、3本塁打、37打点、1盗塁。リーグトップとなる27本の二塁打を放った。シーズン終了後には侍ジャパンのメンバーにも選出された。球団では2014年の石川歩以来11年ぶり、外野手の獲得は球団初となった。そして、2018年、楽天の田中和基以来、7年ぶりに野手の獲得となった。
「素直にうれしい気持ちでいっぱいですし、これまで支えてくださった様々な人たちがいなければこういうタイトルを獲ることができなかったと思うので、すごい感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を述べた。
「最初は苦しいことが多くて、ちょっと野球をするのが嫌なくらい、本当に追い込まれていたんですけどそれを経験できたことによってやっぱこれからの野球人生に繋がってくる」と振り返った。
来季指揮を執るサブロー新監督(49)には「ファームの監督をしておられて、そのときにいろんなアドバイスをいただきながら、いろいろ試行錯誤しながらやった結果、最終的には成績残すことができたんでファームにいるときも付きっきりで教えてくださりましたし、存在がすごく僕はこの1年間を通して大きい」と話し、「今シーズン以上の成績を残すのはもちろんなんですけどそれ以外の面でももっともっと成長した姿を見せられるように頑張っていきたい」と活躍を誓った。
セ・リーグではヤクルトの荘司が獲得、去年ドラフト3位でヤクルトに入団。45試合に登板し2勝1敗、28ホールド、防御率は1.05。プロ初登板から12試合連続無失点の球団記録をマークした。球団では2019年の村上宗隆以来、6年ぶり、2位の伊原陵人(25、阪神)に4倍以上の得票差をつけての新人王となった。
荘司は「獲得できるのが生涯に一度しかないので、本当に新人王っていうのは取りたいなっていうのがありました」と安堵の表情を浮かべた。
「球団記録(プロ初登板から12試合連続無失点)も残せたので、そこのスタートっていうところは本当に良くて、勝ちパターンのポジションをつけたっていうのはこの1年良かった」と淡々と話した。
マウンド上では表情を変えないポーカーフェイスだが「そこまで喜びを見せない。やっぱりバッターからしても、なんか不安そうな顔とかしてれば、隙を付かれますし、自分は表情も出さないで、とりあえず淡々と投げて帰るっていうのを今年1年は無意識にやってたと思いますと振り返った。
「自分は抑えをやりたいので、来年はセーブ王を獲りに行きたいなと思ってます」と新守護神に名乗りを挙げて池山隆寛新監督(59)にアピールした。
■荘司宏太
45試合 2勝1敗28ホールド 防御率1.05
■西川史礁
108試合 打率.281、3本塁打、37打点、1盗塁

















