午前5時 手を挙げ助けを求める人が...すでに漂流4時間半
男性を救助したのは、汽船「大福丸」の瀬戸直船長【画像②】ら乗組員11人です。
汽船大福丸は、徳島県の海運会社が所有する船で、普段は倉敷市の水島港を中心に、全国の製鉄工場でプッシャーバージ船(貨物を積載した「はしけ」を運搬)として活動しています。
男性を発見した7月28日午前5時ごろ、大福丸は愛知県の製鉄工場に向かうため、乗組員たちは出航準備をしていた時でした【画像③】。
船長の瀬戸さんは着替えをしていたところ、船員から「人が浮いていて助けを求めている」と連絡が入りました。
海面にライトを照らすと、瀬戸さんは、
「白色のビニール袋が浮いているように見えた」
「すると、船の方向に向かって手を挙げていて、助けを求めている人だと気が付いた」
と話します。

















