ヨーロッパでは、チーズ作りには脂肪分が多い「ジャージー牛」が使われるのに対し、日本は脂肪分が少ない「ホルスタイン」が使われるのであっさりした味に仕上がるとのこと。

さらに国産チーズが人気のワケは、“あっさり”だけではないといいます。
坂上さん:
「職人さんの腕がいいので、技術力の高さとか、世界の人が日本のチーズの価値をすごく評価して注目を集めている」

自宅でも新鮮「十勝ブッラータ」
7月に東京・世田谷にオープンした『FRESH CHEESE STUDIO 深沢工房店』は、世界の1000種類以上のチーズを食べてきた坂上さんオススメの1軒。

『明治』が手がける店で、「大手乳業ならではの技術を駆使し家に帰ってからも楽しめる」とのこと。

1番人気は、北海道・十勝の新鮮なミルクを使った「十勝できたてブッラータ」(1500円)。巾着状のモッツァレラチーズにストラッチャテッラ(=繊維状にちぎったモッツァレラに生クリームを加えたもの)を包んだチーズで、表面をカットすると…

植部員:
「一気にあふれ出てきた。みずみずしくてコクがある。皮はプルプルもちもちでミルク本来の香りや甘さが感じられてすごくおいしい」

生クリームがたっぷり入ったブッラータは“鮮度が命”ですが、独自の冷凍技術により、フレッシュさを失わずに自宅で味わうこともできます。
『FRESH CHEESE STUDIO』小森素晴さん:
「チーズの表面を傷つけないように、-30℃にキープした液体にドブ漬けすることで数分で凍る。解凍した時もできたてのおいしさが味わえる」

フレッシュさにこだわった「東京産チーズ」
『GOOD CHEESE GOOD PIZZA』(東京・日比谷)も、「日本のチーズコンテストで金賞・銀賞をとったとても美味しいチーズ」と、坂上さんのオススメ。

毎朝、東京・清瀬から届く生乳を使うのが、「よりフレッシュさや新鮮さを出すためのこだわり」(マネージャー・東 舞美さん)とのこと。
生乳は、運搬時の振動などでも鮮度が落ちてしまうため、なるべく移動時間を少なくするため都内の牧場のミルクしか使わないのだといいます。

金賞を受賞した▼モッツァレラノディーニ▼ブッラータ▼リコッタが1皿で味わえる「3種盛り合わせつくりたてチーズ」は3190円です。

植部員:
「モッツアレラ、もっちりで繊維感も感じられてすごくおいしい。さっぱりとした爽やかな塩味」
世界でも評価される「国産チーズ」の魅力が広がっています。
(THE TIME,2025年11月24日放送より)














