日本の「国産チーズ」の人気が高まっています。海外産チーズと何が違う?その魅力とは?

「自家製チーズ」が食べ放題


店内のチーズ工房で毎日作られる“自家製チーズ”が人気の『good spoon Handmade Cheese & Pizzeria ルミネ新宿店』(東京・新宿区)。

原川武史店長:
「チーズは昔からある食材だけど、インスタグラムなどのSNSで“若い世代に注目されている”」

客の8割が頼む人気メニューは「フレッシュチーズ食べ放題」(968円)。モッツァレラチーズや、ヨーグルトのような酸味が特徴のフロマージュブランなど、日替わりで5種類が堪能できます。

THE TIME,マーケティング部 植 万由香部員:
「フロマージュブラン、軽いクリーム状でミルク感はすごくさっぱり」

国産チーズ「売上約3倍に」

「“国内のチーズ”を求める人が多くなってきた」と話すのは『ディーン&デルーカ』のバイヤー・宮嶋真志さん。

5年前と比べ国産チーズの売上は約3倍とのことで、東京・品川の店舗では、50種類あるチーズのうち約20種類が「国産」です。

なかでも一番人気は、北海道・十勝の生乳に生クリームを加えて白カビを熟成させた「カレド フロマージュ」(ディーン&デルーカ/1080円)

植部員:
「白カビのクセは全然なくて、ミルクがフルーティーな感じ。とっても食べやすい」

海外産との違いは「クセ少&あっさり」


いま「国産チーズ」が求められているのはナゼなのでしょうか?

「モッツァレラとか“あっさりめが好き”。日本の方が味が深くなさ過ぎる感じ」「クセがなく食べられる」(20代女性2・人組)
「チーズは物によってはにおいが独特で味もちょっと濃すぎる。“あっさりの方が好き”」(20代女性)


以前は、チーズといえば海外産のクセの強いものが好まれていましたが、いまは国産の“あっさりしたチーズ”が人気に。

『チーズプロフェッショナル協会』坂上あき会長:
「日本は元々“牛乳は飲むもの”という感じで量がたくさん取れるホルスタインがメイン。チーズを作るのもホルスタインから取るミルクで、さっぱりした味わいになる」