相次ぐクマの出没を受けて、青森市は新たな対策に乗り出します。
来年度、猟友会のメンバーを市の臨時職員として雇用することを検討するなど、国からの支援を活用し、対策に取り組むことになりました。
西 秀記 市長は、市の元職員で現在、猟友会で活動する男性を来年度、いわゆる“ガバメントハンター”として雇用することを検討していると明らかにしました。
青森市は今シーズン、20日までにクマの出没が307件あり、捕獲数は26頭といずれも過去最多となっています。
こうしたなか猟友会との連携をより図るため、ガバメントハンターを雇用することは効果があり、県内でも弘前市や深浦町などで実績があるということです。
人件費は国からの交付金を活用することを検討しています。
また、緊急銃猟マニュアルは今年度末までにまとめる考えを示しました。
青森市 西秀記 市長
「さらに警戒を強化していかなくてはいけない。今後も箱わなの設置、河川の草の伐採、場所によっては電気柵の設置などを考えながら、国の支援をうまく活用しながら対応をとっていきたい」
今後は、ウインタースポーツで山に行く人が増える時期を迎えますが、訪れる人には冬もクマが出ることを想定した行動を呼びかけていくとしています。














