新潟県の花角英世知事は21日、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働容認を正式に発表するとともに、新潟県民の意思を確認する方法として知事は「県議会」を選びました。
これを受け、県議会与党の自民党は評価する一方、野党側からは納得できないという声が聞かれました。
21日午前10時。
新潟県の幹部らが、県議の待つ会議室へ入っていきました。
それぞれの党や会派への説明です。
新潟県議会最大会派の自民党は…
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「県民の安心安全を最優先にしたこれまでの丁寧で慎重な対応を高く評価しているところで、党内での議論を深めた上で結論を得てまいりたいと思っております」

一方で野党系会派は、県民の意思の確認方法を『議会での議決』とされたことに怒り心頭です。
【未来にいがた 大渕健 県議】
「知事は議会から選ばれているわけじゃないから、住民・有権者に問わなければいけない。話のすり替えも甚だしいし、今の地方自治制度上あり得ない」

【リベラルにいがた 小泉勝 県議】
「議会でどれだけいい質問をしたり議論をしたり意見を言ったりしたところで、結論が変わらないだろうというところは、私どもとしては議会を選択したというところは納得できない」

2つの会派は21日の時点で知事に対する不信任案の提出については言及しませんでしたが、県議会で知事の見解を問い質したいとしました。














