ワクチンは何のために打つ?

田代和馬院長:
よくあるのは、「ワクチンを打った年に限ってインフルエンザにかかっちゃうから、打つかどうか迷ってる」という声が非常に多いんですけども、ワクチンには二つの効果があって、一つは「発症予防」、もう一つは「重症化予防」です。
例えばワクチンを打って、適切な免疫反応を起こしてウイルスと戦えるのは、ワクチンを打っていたことで得られるメリットなわけですよね。その結果熱が出たりいわゆる発症してしまうことがあるんですけども、極端な話、それで死亡してしまうような可能性を減らすという意味では非常に意義がありますので、ワクチンを推奨しています。

≪インフルエンザワクチンの効果≫(厚労省HPより)
・十分な効果を維持する期間は接種後約2週間~約5か月
・インフルエンザのワクチンは発症を完全に抑える働きはない
・最も大きな効果は肺炎や脳症などの「重症化」を予防すること

田代和馬院長:
発症自体を抑える効果は50%か60%ぐらいと言われているんですけども、重症化に限っては特に死亡率などでは80%ぐらい予防できるのではないかと期待されています。

5歳以下は要注意 インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症は、感染後に起こる重篤な脳の合併症で、発熱後24時間以内にけいれんや意識障害などがおこります。
その後全身の臓器障害、心肺停止となることもあります。主になるのは5歳以下の乳幼児とされています。

田代和馬院長:
特にリスクの高いお子さんや基礎疾患をお持ちの方は、やはり迅速に診断をして治療するということがとても大切です。

(ひるおび 2025年11月20日放送より)
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<プロフィール>
田代和馬氏
ひなた在宅クリニック山王 院長
在宅医療と新型コロナの診療を担う