スノーボードのジャンプは、身体の向き=スタンスと回転方向の組み合わせで全部で4種類がありますが、理暉くんが目指すのは「全方向1080」、すなわち4種類の3回転すべての習得です。

武田理暉くん:(Q.意識していることは?)「(実際の)ジャンプはここより(台が)小さいので回転の速度だったり、その時のやれた時の姿勢とか。あと、ここはいつも(状態が)変わらないんですけど、山だと1時間とか経つと変わっちゃうんで。それでどうやったらエッジが取られないかみたいなところです」

雪山を想定しながら、何度も、何度も…。まずは雪のないこの時期に、感覚を体に染み込ませます。

練習では、父・哲也さんがジャンプの様子を撮影し、1本飛ぶたびに動画を確認します。

父・武田哲也さん:「(うまく)できたときはね、本当にカメラ撮りながら一緒に喜んじゃいますよね。おー!とかね。本人の目標があるんで、親としてできることは協力してあげたいです」