家族全員で「いただきます」 思い叶った食事の形

この日、もぐもぐBOXが、初めて食べる子どものもとへ。
門田いずみさん(8)は、同じく摂食嚥下障害がある小学2年生です。
普段、家族で食事をするときに、どうしてもできないことがありました。
父 利博さん(42)
「どっちかがミキサーかけて、その間に食べて、ミキサー終わったら食事の介助が始まる」

母 美寿穂さん(39)
「一緒にせーので『いただきます』はできない」
でも、この日の食卓は違いました。
お兄さん、お姉さんと初めて一緒のお弁当。いずみさんも興味津々です。そして、家族みんなで「いただきます」。
母 美寿穂さん(39)
「みんなで食べられるね」

いずみさんは、形が残った卵焼きにどこか緊張している様子。
父 利博さん(42)
「いけるかな、いくよ」
一口一口、味をかみしめる娘の姿に…

父 利博さん(42)
「不思議ですね。あり得ないことがあり得たみたいな」
母 美寿穂さん(39)
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、いずみと、全く同じお弁当を食べていて、生きていてくれてよかったな、元気で大きくなってくれてよかったなという気持ちでいっぱいになりました」














