連休最終日「西から雨雲接近」
3連休は天気に恵まれ、行楽日和の地域が多くなるでしょう。しかし、連休最終日の24日(月)は九州で雨が降り始め、26日(水)にかけて雨の範囲が東に移動し、全国的に雨になりそうです。
この雨のあと、大陸から黄砂が飛来する可能性があるため注意が必要です。
《雨シミュレーション24日(月)~26日(水)》 、
《黄砂シミュレーション》 《全国各都市の週間予報》を画像で掲載しています。

前線の後ろに「黄砂」
25日(火)には前線を伴った「低気圧」が、本州を通過します。この前線の後ろには「黄砂」控えていて、雨のあと、日本に流れ込むおそれがあります。
【黄砂】春は多いが、秋には珍しい
1991年から2020年の平年値では、黄砂の観測は3月~5月の「春」が多く、3月の黄砂観測の平年値は「4.4日」、4月の平年値は「6.2日」に対し、11月の黄砂観測の平年値は「0.4日」と、数年に1回程度しか飛来していないようです。
なお、2023年11月には、福岡と那覇で黄砂が観測されています。
秋に少ない【黄砂】がなぜ?
「夏」と「冬」に黄砂の飛来が少ない理由は、
「夏」は、黄砂発生源の地域でも、植物が生えその植物が地面を覆うことで、砂が巻き上げられにくくなり、「冬」は大地が凍結するため、砂が巻き上げられにくくなるためです。
しかし、大地が凍結から溶ける「春」は、低気圧が大陸で発達することが多く、その際に砂嵐を発生させます。その「低気圧」が日本に進んできて、黄砂を運んでくるため、「春」は黄砂の飛来が多くなります。
しかし「秋」は「春」ほど低気圧が発達することが少ないので、砂嵐が発生しにくく、「春」よりも黄砂の飛来は少なくなってしまいます。
しかし、今回の「秋」の黄砂は、25日(火)に日本海に進んでくる「低気圧」が発達しながら進むため、「春」と同様に「黄砂」を発生させたと考えられます。














