3年前、那覇市の認可外保育施設で、うつぶせで寝かせられていた赤ちゃんが心肺停止になり、その後死亡した問題で、必要な救護措置をとらなかったとして当時の園長が20日、保護責任者遺棄の疑いで書類送検されました。

この問題は2022年7月、那覇市にあった認可外保育施設「緑のすず乃保育園」で、うつぶせで寝かせられていた生後3か月の男の子が心肺停止となり、その後死亡したものです。

十分な監視を行わなかったうえ、異変があったことを認識した後も必要な救護措置をとらなかったとして、警察は20日、当時の園長を保護責任者遺棄の疑いで書類送検しました。

【園の実態は】「ちょっと冷たいんですけど」と渡された息子 すでに心肺停止状態にー 保護者らに聞いた保育園の実態は

これまでに市の立ち入り調査で、乳児の顔色や呼吸などを定期的に確認しておらず、乳幼児突然死症候群を防ぐ措置がとられていなかった点などが指摘されていました。

園は事故の後、施設廃止の届け出をしていて、現在は廃園となっています。