現場には、食べられた柿が散乱し、雪の上には足跡も残っていた。

クマの捜索は難しい。

翌朝になって、市や警察が再び現場付近の見回りを行ったが、クマの行方は分かっていない。

現場近くでは数日前からクマのものと思われる鳴き声が聞こえたり、
柿の木を揺らすクマの姿が目撃されていた。

住民たちもクマに対し警戒心を強くしている中での被害だった。

きょう柿の下には箱ワナが設置された。

山形県内の今年のクマの目撃件数は2386件。

クマによる人身被害はこれで13件目となり、統計開始以来最多を更新している。